地域リハビリテーション強化推進事業

地域リハビリテーションとは?

地域リハビリテーションとは、高齢者が住み慣れた地域で、その人らしく生涯に渡り生き生きと暮らしていけるように、病気やケガで入院した時から退院後の自宅での生活までのすべての段階で切れ目のないリハビリテーションを提供できるようにするために、医療や保健、福祉、介護などの様々な立場から協力し合って行う事業のことです。

静岡県富士圏域では、医療・介護等の関係者の多職種連携や、在宅生活におけるリハビリテーションの利用促進により、地域における切れ目のないリハビリテーション提供体制の整備を推進するべく、広域支援センターを中心に圏域内支援センター4病院のご協力のもと、地域リハビリテーション強化推進事業を実施しています。

地域リハビリテーション強化推進事業の内容

静岡県の地域リハビリテーション強化推進事業では以下のようなことを行っています。

リハビリテーション専門職の派遣調整

住民主体の通いの場や介護予防教室、研修会へのリハビリ専門職派遣の調整をし、リハビリテーションの利用促進や人材の育成などを実施しています。

リハビリテーションの活用に係る多職種連携

地域リハビリテーションにおける他職種連携を推進するため、市町担当者や介護サービス事業者、専門職等を交えた研修会や意見交換会を実施しています。

ケアプランや介護サービスへのリハビリテーションの視点導入促進

介護支援専門員(ケアマネジャー)や介護サービス担当者を対象とした研修会を実施して、ケアプランや介護サービスへのリハビリテーションの視点の導入を促進するとともに、ケアマネジャーや地域包括支援センターとリハビリ専門職の連携強化を図ります。

障害者や児童など高齢者以外の分野に関するリハビリテーションの促進

高齢者に限らず、障害者や児童などへもリハビリテーションが促進されるよう、情報交換会の開催や専門職育成に向けた研修会などを実施します。

地域の関係機関からなる連絡協議会の設置・運営

富士管内の市町や地域包括支援センター地域リハビリテーション支援センターからなる連絡会等を運営し、地域の関係機関の情報交換等を促進します。